兵庫県は17日、県立病院で患者の永久歯を誤って抜くなど、計2件の医療事故を公表した。
発表によると、2019年3月、県立尼崎総合医療センターで、通常の本数よりも多く形成された歯を抜く手術を当時小学生だった患者に実施。4年が過ぎても永久歯が生えないため、昨年3月に調べたところ、誤って別の永久歯を抜いていたことが判明した。
また、今年1月、県立はりま姫路総合医療センターで、骨盤骨折の手術を受けた30歳代の男性患者に対して医師も看護師も術後の適切な処置を行わなかった。男性は左足にしびれが残り、4月の退院後もリハビリを続けているという。
県は「医療安全対策の取り組みを進め、再発防止に努める」などとしている。