秋田県横手市立横手病院が向精神薬を紛失した問題で、同病院の柿崎正行事務局長は20日、報道陣の取材に応じ、紛失したのは睡眠導入剤だと明らかにした。
柿崎事務局長の説明によると、3月28日に約100錠入りの箱が納入され、1階の薬剤科内にある薬品保管庫で保管していたが、翌29日に同科職員が箱ごと見当たらないのに気づいた。
同科内は、日中は職員であれば誰でも出入りできるが、夜間は施錠されている。また科内には防犯カメラが設置されており、紛失した時期の映像を横手署に提供したという。
柿崎事務局長は「ご心配とご迷惑をかけたことをおわびする。再発防止策を考えていきたい」と語った。