米製薬企業バイオジェンの日本法人は21日、難病・筋
ALSは、体を動かす神経に異常が生じ、全身の筋肉が徐々に衰えていく進行性の難病で、根本的な治療薬はない。国内の患者は約1万人とされる。
トフェルセンは、SOD1が、筋力低下を招く有害なたんぱく質を作り出すことを抑える効果が期待される。米食品医薬品局(FDA)は昨年4月、「患者にとって利益があると合理的に予測できる」として迅速承認した。国内でも患者団体などが早期の審査承認を求める要望書を出していた。
同社によると、日本人も参加した最終段階の臨床試験では、トフェルセンを投与したグループで神経損傷で生じる血液中の物質が減少していた。