小林製薬(大阪市)の「 紅麹 」成分入りサプリメントを巡る健康被害問題で、厚生労働省と大阪市は24日、健康被害を訴えた2050人への調査結果の中間報告を発表した。3%にあたる66人に腎機能障害などの後遺症があり、人工透析などが必要となるという。
大阪市が、各地の保健所に依頼した聞き取り調査の結果などを基に分析した。
中間報告によると、健康被害を訴えた2050人のうち103人(5%)は入院治療後に回復したが、66人(3%)は完治せず、機能障害が残った。1877人は軽症だったという。
具体的な症状の訴えがあった1522人のうち、最も多かったのは、 倦怠 感(67%)で、手足のむくみ(29%)、食欲不振(19%)、 嘔吐 ・吐き気(17%)が続いた。